2008年 06月 23日
隅田川・寝音曲・皇帝
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久しぶりに能を観に行ってきました。
名曲と言われる「隅田川」。
滅多に上演されない「皇帝」。
八世万蔵さんのファンになってから贔屓になった野村(萬)家の狂言。
(八世万蔵さんが急逝されたときのことを思い出すと未だに悲しくなります。命日は6月10日)
魅力たっぷりの番組です。
6月21日(土)宝生能楽堂
能:隅田川
シテ・西村高夫、子方・伊藤嘉寿、ワキ・宝生欣哉、ワキツレ・則久英志
狂言:寝音曲
野村万蔵、野村扇丞
能:皇帝
シテ(鍾馗)清水寛二、ツレ(楊貴妃)谷本健吾、ツレ(鬼神)長山桂三
ワキ(玄宗皇帝)宝生閑、他
「隅田川」
我が子をさらわれ狂女となった母。
その子の死を命日である日に隅田川で知る。
塚に現れる我が子の亡霊との再会も束の間のできごと。
久しぶりに能面の陰影に魅了されました。
面は「深井」。
1時間以上もの間作り物の中にひそんで出番を待ち健気に謡う子方に感動。
「寝音曲」
太郎冠者は主人から謡を所望されるが、酒が入らぬと謡えぬ、妻の膝でないと謡えぬと
理屈をつけ主人の膝を借りて謡いだすが・・・
・・万蔵さんの朗々とした謡も楽しめた愉快なひととき。
「皇帝」
病に伏す楊貴妃を見舞う玄宗皇帝。
その前に鍾馗(ショウキ)が現れ恩に報い病を治すことを約束。
鏡に映る鬼神に刀を振りかざす皇帝・・鍾馗が現れ鬼神を退治する。
唐物は装束や登場人物の多い賑々しさが楽しめます。
黒頭の鍾馗v.s赤頭の鬼神の豪快な立ち回り。
最後は鬼神が橋がかりで後ろ向きに倒れるという派手な舞台に結構ぞくぞくです。
こころはお留守番。
機嫌悪いです。
こころから感謝です♪
お能が縁で知り合ったカメラマンT.Masuiさん。
日本人離れした大きな体のNice Guy。ライダーでもあります。
オートバイ雑誌の表紙を飾ったのでご紹介。
OutRider vol.30(記事・アンチェイン デイズ LAND'S ENDの夜明け 鹿児島・佐多岬 )
T.Masuiさんの写す空は素敵・・
そしてハーレーダビッドソンというとこの方も・・
コメントを下さっているネコミニさんが只今ハーレーダビッドソンで日本一周ツーリング中です。
(どうぞお気をつけて~)
一歩進めて能鑑賞 演目別にみる能装束
青木 信二 / / 淡交社
ISBN : 4473031918
能楽ハンドブック―「能」の全てがわかる小事典
戸井田 道三 / / 三省堂
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by kokorotin
| 2008-06-23 13:35
| 音楽・能・狂言